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- / ISBN・EAN: 4907953015791
感想・レビュー・書評
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こういう大人に見守られて大人になりたかったなあ。
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少し展開がはげしくてついていけない。
なぜ?みたいなのが、たくさん。でも宗教を越えて年齢も越えた心の交流は素敵。 -
孤独なユダヤ人少年とトルコ移民の老人の交流をつづる感動作。イスラム教の聖典“コーラン”に習い、人生の喜びをわかち合う2人の姿をいきいきと映し出す。
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思春期の男の子がおじいさんから人生について学ぶお話。
旅出るために車買ったり免許取ったり、意外と金持ってんなーって感じ。
あと車がいい音してた。
コーランのことを知ってないと面白さが伝わってこないのかな?
最後のシーンはおじいさんと同じ人生歩んでるぜ!ってことなのかな?
ストーリー
1960年代のパリ。母親が兄を連れて家出し、父親とふたり暮らしの13才のモモは、食料品店を営むイブラヒムおじさんと知り合いになる。父はモモと兄を比べては小言ばかりだったが、イブラヒムおじさんは本当の孫のように可愛がってくれた。そんなおじさんが大好きになったモモ。そんなとき、父が置き手紙を残し、モモを棄てて家を出ていってしまい、彼は深く傷つく。
お金はなくても心豊かに楽しく生きる方法をたくさん知っているイブラヒムおじさんとの交流の中で、哀しい生い立ちのモモが、ささやかな幸せを見いだしていく、その愛情たっぷりのやりとりが微笑ましい。また、ヤンチャな盛りのモモが早く初体験をすませようと必死になる姿など、ニヤリとさせるユーモアも。血はつながってなくとも家族のようになっていくおじさんとモモの姿には、他人同士でも家族以上の絆が結べるのだ…と、人と人とのふれあいの素晴らしさに心が温まる。イブラヒムおじさんを演じたのは往年のスター俳優オマー・シャリフ。温かみと渋みを兼ね備えたぬくもりある演技は秀逸。(斎藤 香) -
笑ってごらん…幸せになれるから。笑って。
急がないこと。それが幸せの秘密だよ。
ほら、人生は素晴らしい。
愛を感じずに育った少年モモが、近所の食料品店主の老人イブラヒムと出会い、
笑顔を、そして人生を教わり、成長していく物語。
本当はお父さんはモモのことをとても愛しているのだけど、
離婚して働きながら独りで子育てをしていくうちに、
神経質な性格が災いして、どんどん心の余裕がなくなって、
モモへの愛情表現も忘れてしまったんだ。
そして解雇されたお父さんは、何もかも上手くいかない自分を責め、
ついに、独りで命を絶ってしまった、とても悲しい人なんだ。
だけど幼いモモはお母さんだけでなくお父さんにも捨てられたと思ってしまう。
持って行き場のない憎しみだけが残ってしまった。
この映画で一番悲しい場面。
そんなモモをイブラヒムおじさんは、すべて受け入れてくれた。
自分の息子にしてくれた。おじさんは昔から近所のモモのことを気にかけていたんだ。
そして二人はおじさんの故郷に旅立った。新しい人生の旅路だ。
実はそこでも悲しい出来事が待っているんだけど、
おじさんから人生の素晴らしさを教わったモモは、
ひとりの怖さ、悲しみを受け入れて笑顔を見せることができたんだ。
笑ってごらん…幸せになれるから。笑って。
急がないこと。それが幸せの秘密だよ。
ほら、人生は素晴らしい。
おじさんの珠玉の言葉が元気をくれる。
・最初はプロの手ほどきを。
複雑な感情が理解出来るようになったら素人を抱けばいい。
・美はどこにでもある。
・宗教とはものの考え方さ。
・足が痛む靴は取り替えればいい。足は取り替えが出来ないからな。
・彼女に振られても君の愛は変えられん。彼女への愛は君だけのものだ。
君が与えるものは永遠に君のものだ。欲張れば全て失う。
・答えないのが答えだ。
・行こう。店を間違えた。2週間?私は死んでいるかもしれんぞ。明日届けろ。
・(運転経験て、まさか馬車だったとか?)馬じゃない、ロバさ。
・ゴミ箱が散らかっている国は貧しい国だ。ギリシャ?幸福の匂いがするだろ。
・お香の香りはギリシャ正教会、ロウソクの匂いはカトリック教会だ。
・足ぐらい臭わないと一人前とは言えんぞ。私はほっとするよ、足の匂いを嗅ぐとね。
・“僕はどうすれば?”“笑顔で待ってろ。すぐ戻る。”
・私は死なないよ。旅立つんだ。無限の世界に。
ジダンの国、フランスの映画。
(120805鑑賞) -
食料品店を営むトルコ移民の孤独な老人と、貧民街育ちの万引き少年モモの絆を描いたお話。このおじいちゃん深いことをさらっと言ったと思えば、子供のようにはしゃいだり、とっても可愛いんです。二人で素敵な車に乗って旅に出るのですが、その景色もとても美しいです。そして、少しばかり悲しい。