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刀と首取り―戦国合戦異説 (平凡社新書)についてのkiriharanozomiさんのレビュー


レビュー by kiriharanozomiさん

歴史   積読   5  登録日: 2010年08月10日

歴史好きならば必ず読まないとならない一冊。


武士は刀で戦わなかった。
早い話が、それがこの本の趣旨だ。
武士は刀で戦わなかった。
大事なことなんで二度言いました。

日本には伝統的に遠戦志向がみられる。
接近戦では槍。遠距離では矢。後に銃。
では刀は何に使われたか?
それは書名の〝首取り〟。
刀は戦場の脇役に過ぎなかった。

映画や小説によって歪められた〝刀〟の実像を
戦国期の一次資料から太平洋戦争での使用例と証言などから分析。
武器としての欠陥や、〝美術刀〟については目からウロコが落ちること間違いなし。
さらに刀に込められた信仰や霊性についての考察を交え、
日本人にとっていかに〝日本刀〟が特別か?について書かれている。

これを読むと、戦国時代から江戸時代にかけての時代劇が陳腐に見えてしまう。。。 レビュー登録日 : 2010年08月11日


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