- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094060027
作品紹介・あらすじ
今年は南京攻略から70年、日本をおとしめ「大虐殺」を喧伝する映画が多数つくられ、反日の嵐が日本を襲う。この本は名著『パール判事の日本無罪論』の著者が20年前に出版した本を読みやすく再構成したもの。松井石根司令官の秘書でアジア解放運動をしてきた著者は蒋介石にも会っているし、当時の南京にも行っている。その著者が「虐殺否定の明確な根拠」を示し、南京戦の実相と「南京事件」のウソをあぶり出した名著。
感想・レビュー・書評
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以上。南京事件は捏造です。
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良本。戦争が終わってからポッと生まれた南京大虐殺という単語が、戦争や東京裁判、戦後とやっと論理的に繋がる。教科書で出てくるからって事実と思い込んじゃいけない。戦後教育の仕組まれた罠だと感じた。パール判事の本と合わせて読むと言いたいことが分かりやすい。資料に基づいて南京大虐殺が嘘だということを証明している。中国人の方に読んでもらって感想を聞きたい。
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(2013.09.23読了)(2008.06.07購入)
【9月のテーマ(東京裁判を読む)・その③】
東京裁判で、起訴された事件のひとつに「南京事件」があります。松井岩根さんが、この事件の責任者として、絞首刑になっています。
東京裁判で、中国側は、43万人の一般市民が殺害されたと主張しています。
この本の著者の田中さんは、この本で、いろんな証拠を挙げて、「南京事件」を否定しています。
43万人もの遺体を一体どこに誰が埋葬したのか。43万人は、戦闘行為で死んだ兵士ではなく一般市民と主張しているのですから、兵士を含めるともっと増えるわけです。
捕虜については、田中さんは、日本軍の指揮官が「捕虜はとらない」といった場合、武器を取り上げて、釈放した、と解釈しています。
中国側は、日本軍は、捕虜を全員殺害した、と主張しています。
田中さんがこの本で主張していることを認めるとすれば、虐殺は、全くなかった。戦闘行為での殺害は、罪にはならない。便衣兵は、処刑しても罪にはならない、ということです。
(便衣兵とは、武器を持って戦っていたものが、戦闘服を脱ぎすてて、一般市民のふりをしているもののことです)
中国側の言う43万人の市民の大虐殺は、なかったというしかないのかもしれません。
中国では、43万人でなければ、大虐殺ではない、といっているようなので。
もし、数千人の虐殺があったとしても、これは、大虐殺には該当しません。万が一数万人だったとしても、同様です。
【目次】
まえがきに代えて
序 日本人が虐殺された南京事件
第一章 虐殺否定十五の論拠
第二章 断末魔の南京
第三章 南京攻略戦
第四章 南京事件と東京裁判
文庫版あとがき
解説 櫻井よしこ
☆関連図書(既読)
「南京への道」本多勝一著、朝日新聞社、1987.01.20
「南京の真実」ジョン・ラーベ著・平野卿子訳、講談社、1997.10.09
「南京事件」笠原十九司著、岩波新書、1997.11.20
「「南京大虐殺」のまぼろし」鈴木明著、ワック、2006.06.20
「秘録 東京裁判」清瀬一郎著、読売新聞社、1967..
「東京裁判(上)」児島襄著、中公新書、1971.03.25
「東京裁判(下)」児島襄著、中公新書、1971.04.25
「パール判事の日本無罪論」田中正明著、小学館文庫、2001.11.01
「日本無罪論 真理の裁き」パール著・田中正明訳、太平洋出版社、1952.05.03
「落日燃ゆ」城山三郎著、新潮文庫、1986.11.25
「BC級戦犯裁判」林博史著、岩波新書、2005.06.21
「神を信ぜず―BC級戦犯の墓碑銘」岩川隆著、中公文庫、1978.10.10
「海と毒薬」遠藤周作著、角川文庫、1960.07.30
「遠い日の戦争」吉村昭著、新潮文庫、1984.07.25
「ながい旅」大岡昇平著、新潮文庫、1986.07.25
「生体解剖」上坂冬子著、中公文庫、1982.08.10
「巣鴨プリズン13号鉄扉」上坂冬子著、新潮文庫、1984.07.25
「遺された妻―BC級戦犯秘録」上坂冬子著、中公文庫、1985.08.10
「貝になった男」上坂冬子著、文春文庫、1989.08.10
「花岡事件 異境の虹」池川包男著、現代教養文庫、1995.09.30
「イラスト・クワイ河捕虜収容所」レオ・ローリングズ著、現代教養文庫、1984.06.30
「<戦争責任>とは何か」木佐芳男著、中公新書、2001.07.25
(「BOOK」データベースより)amazon
南京戦から七〇年。中国、米国での「南京虐殺」映画をはじめ、「反日」の嵐が日本を襲う。あの『パール判事の日本無罪論』の著者が各国の公文書や文献、報道を徹底検証。人口二〇万以内の南京で四〇万人虐殺はあり得ない。しかも南京戦後は人口が増加している、国際委員会の被害報告や中国軍軍事報告に大量殺戮の記録がない、欧米メディアが滞在していたが虐殺に関する報道や抗議はない、「一一万人埋葬」は不可能で目撃者もない…等「虐殺否定の論拠」を明確にしていく。二〇年前に出版された名著を再構成し、再び迫る反日プロパガンダの欺瞞を明かす。 -
記録として残った資料を基に、事実のみで結論をつけている。
感情論で語られるものとは一線を画す検証資料。
櫻井よしこさんの解説も読んでおいて欲しい一冊。 -
今や「南京大虐殺」として世界中に喧伝されるに至っている南京事件について、論戦がより激しかった頃の虐殺否定派の論客による、南京攻略戦全体を俯瞰し、虐殺否定の論拠が包括的に整理した著作を、比較的トーンダウンした現在に合わせて再構成したもの。
【配架場所】 図書館1F 210.74/TAN -
沢山の資料や論拠をもとに「南京事件」を色んな視点から眺めてみてる。
「そういう見方もあるんだねぇ」程度に目を通してみるのもありかと。
多分、こういう問題に関する思想は学校・教科書・メディア・個人の思想のどれにも鵜呑みしたり、傾倒してはマズい気がする。
出来るだけ色々目を通し、噛み砕いて消化してかないと、、、口に合わなきゃ吐き出すのもアリだろうけど。
こういう類の本にも関わらず、駅前の本屋で大きい扱いされててビビッたw -
『南京大虐殺』などといわれているこの問題。
30万人もの一般市民が日本軍によって虐殺されたと主張する中国に
対し、その主張の矛盾を指摘し実際にはこのようなことはなかった
ことを証明する一冊。
全く関心を持っていなかった頃、やはり漠然とこういうことはあっ
たんだろうと思っていました。なにせ、日本軍の侵略は悪だったと
いう教育を受けてきておりそれを疑うこともしてなかったのですか
ら。しかし最近この手の本を読むにつけ、当時の日本のやってきた
ことと中国、韓国が主張していることの矛盾が目に付くようになっ
てきました。いや、鼻につくといった方が適切かもしれません。
この本を書かれた田中正明氏については、いろいろ批判もあるよう
なのですがこの書を読む上では客観的な情報に基づいているように
感じられます。
南京事件とは一般に昭和12年(1937年)12月に当時の中国の首都南
京が陥落した時期に日本が無差別に一般市民を大量に虐殺した事件
だといわれています。しかし、南京陥落直後からこのような事件の
報告、報道はなかったといいます。この事件が表出したのは悪名高
い、かの「東京裁判」の頃です。
この頃から中国を始め戦勝国がこの事件を大きく問題として取り上
げました。しかも中国では時がたつにつれ被害者数が数十倍に膨れ
上がり今や30万人とまで言われるようになっています。この点だけ
見ても30万人の根拠はうすく、信憑性が薄いことがうかがい知れる
でしょう。
当時20万人しかいなかった南京でどうやって30万人の虐殺ができる
のか。虐殺のあった直後、どうして人口が膨れ上がるのか(虐殺の
あった場所に一旦避難していた人が戻ってくるはずがない)。30万
人もの死体はどう処理したのか全く理屈に合わない。しかもそれを
目撃した人間がどこにもいない。文化人、新聞記者、外国人も当時
南京に滞在しているにもかかわらず誰ひとりそれを目撃した人がな
いといいます。中国が証拠として提示している写真なども非常に怪
しく全く別の状況で殺されたと思われるものも多く、それどころか
出所不詳、中国の馬賊による惨殺現場の写真などもかなりの数に達
しているといいます。
こういう情報操作による主張は何も中国だけではなく、国内にもそ
う主張する人が少なくないといいます。
東京裁判史観、自虐史観から一旦脱したうえで歴史を正しく認識す
るところからはじめなくてはならないでしょう。
賛否両論あるかもしれません。が、まず知るところからはじめなく
ては、と思います。是非手にとってもらいたい一冊です。