脳と心の整理術

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569802541

作品紹介・あらすじ

緊張や気にしすぎは、ひとつの才能。単純作業で悩みから離れる。忘れることは、脳のアンチエイジング。脳は、過去よりも新しいことを求めている。-たった5分、前向きな気持ちになれる、脳のトレーニング。

感想・レビュー・書評

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  • 茂木先生の本をもっと読んでみたいとおもった。

  • プロロングド・エクスポージャー「あえてその事を振り返ってみる」過去から逃げてきた自分にとって今一番必要なこと。話すことで思考は整理されると改めて認識した。

  • 茂木さんの本だ、ということで手に取った。本の状態からしてけっこう古そうだけど(図書館で手に取ったため)内容はいつの時代も当てはまるよね。

    忘れたいけど忘れられないこと、私にとっては毒親との過去。このことを自覚してからなんとかもがくこと数年。最近ではもうしんどい&飽きてきて、むしろ取り組まない方が幸せに生きれるんじゃないか?と疑問を抱いていたところ。
    その解決策は、平たく言うと「何かに熱中する」「できれば表現するもので」つまりは発信ってことですね。
    嫌なことから意識を反らせて、何かを生み出すことをすれば自然と思い出さなくなる。そんなふうに解釈しました。
    でもその発信が、絵を描いてインスタにあげたり、ピアノの演奏をYouTubeにアップしたり、ブログを書いたりしてみてるけどどれも続かなくて、他の人の素敵な発信を見ちゃうからしょげて止まっちゃうんだよね。なかなかその発信に集中!とか自信を持ってとか、できない。

  •  茂木健一郎「脳と心の整理術」(忘れるだけでうまくいく)、2012.2発行。①忘れることで脳に空白ができ、新しいことを考える余地が生まれる ②忘れるとは思い出さないということ ③忘れたい記憶とは別のことに熱中することで、今、生きることに没入できる。 わかるような、わからないような、わけがわからない話ですw。読むことを降参しました! 熱中できませんでした(^-^)

  • 『今、ここ』を生きる。

  • フォーカシングをやってみよう。

  • 茂木健一郎さんの本を初めて読んだ。
    脳科学者だから、本では難しい話を書いているのかなとページをめくると、とても分かりやすい内容だった。
    例え話も短なエピソードが使われていて、それなら私も出来るかも!と感じられるものばかりでした。

    フォーカシング、徒歩禅をはじめてみようと思います。
    うまく忘れる術をマスターして突破的なことに出会っても動ける脳の余白作りに挑戦したいと思います。

  • 心を整理する。

  • 嫌な記憶やトラウマ等への対処の仕方など、全体的に良かった。人の記憶は一介記憶されたら忘れることができないので、ゴミを捨てるかのように嫌な記憶は捨てられないけど、その特性をどのように活かして自分の人生をもっと豊かにできるか、ということが書かれてあった。あと具体的に脳の整理術で、歩きながらの禅、フォーカシング、いい加減力など、とても参考になった。

  • 心の健康には、忘れることも大切だという話。今の世の中、知っていることよりも、いかに上手に情報を引き出したり、引き出した情報を使えるか、というのが問われている。
    ・実際に、すぐにいつも思い出せるようにするためには、毎日接していることが大切。たとえば英語とか。そういうのは、毎回接して思い出したり、使ったりして、記憶に定着させることが大切。
    ・使える記憶にするためには、思い出すのと同じような状況で勉強しないといけない。実際に英語の本を読んですらすら読めるようになるには、読む、という場面で使う力を鍛えないといけない。話せるようになるには、話す、という場面で使える力を鍛えないといけない。そういうのは、いくら英文法を学んだり単語を覚えたところで出てこないので、実際に読んだり話したりすることとが大切。
    ・嫌な記憶とかは、何度も思い出してしまうと、そのことが脳に定着してしまう。だから、だから、忘れたい記憶とかのためには、思い出すことを切り替えて、ほかのことを考えるようにしたり、ほかのことを思い出すようにしたりしないといけない。
    ・何も考えずに、目の前のことに集中するのも大切。
    ・嫌な気持ちとかには、フォーカシング(これは、モギケンさんの理解での用語だと思う)を使うのが有効で、そのネガティブな気持ちはどこからやってくるのか、どうして自分はネガティブに感じるのか?そういうのは、自分自身を映している鏡になっているのではないか、ということを考えて、自分を掘って行く。(どちらかというと、スキーマセラピーに近いような感じだろうか。。。僕の理解で言うと。フォーカシングはもっと、実際の気持ちに集中して、どんな気持ちなのか、それはどんな形でどんな色で、どんな感触で、どんな大きさで、どんな温度で、体のどこに感じてて、、、ってところから掘って行くっていうところが大きな味噌なのではないかと思うので。)
    ・行き当たりばったりや、雑、適当、にやるのも大切。そうすることで、土壇場で使える力や、実際の生活の余裕、自分にこれまでなかった新しいものとかを取り入れたり、ふっと思い出すような発送をしたりすることができるようになる。

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著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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