ドラマはまだ見ていないのですが、ドラマになったことで注目を集めている隠蔽捜査。1作目からハマって新作を楽しみにしていましたが、少し出遅れてしまいました。
今回も竜崎の原則を最優先とする判断、行動が痛快でした。前作以前よりも内面の描写が増えた感じで、竜崎の人間としての成長も垣間見られます。
いつか言ってみたいセリフ、本当に格好良い。
「いつ誰に何が起きるかなんて、誰も予想できない。大切なのは、起きたことにどれだけ対処できるか、なんだ」
「苦労などしていない。考えることがたくさんあるだけだ」
戸高の活躍がなかったことは残念でした。下平の株は本作で急上昇です。相変わらず、伊丹の使えない具合が際立ちました。組織内の政治は人をダメにすることがよくわかります。
本筋は竜崎が活躍し過ぎた感がありますが、読み物としては相変わらず面白く、今回も男を惚れさせる魅力は楽しませてもらえました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年2月27日
- 読了日 : 2014年2月27日
- 本棚登録日 : 2014年2月27日
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