名古屋を去り、城下小林の書院で盛山作りを楽しむ兵庫助のもとに宮本武蔵が訪れた。円熟の境地に達しつつある二人は、剣の道について静かに語り合う。二度目の妻珠との間に生れた七郎兵衛の剣才を見ぬいた兵庫助は、新陰流正統第五世を七郎兵衛に相伝させ、京都妙心寺の柳庵に入った。剣一筋の生涯であった。
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津本陽
- 感想投稿日 : 2012年3月21日
- 読了日 : 2012年3月21日
- 本棚登録日 : 2012年3月21日
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