本当は星5をつけたいくらいの創造性に富んだ坂口氏のセンセーショナルな本。
すべての人がひとしく彼の理想を共有せず、書き口が平易ということから上辺だけの批判が予想される(特に年配の方々から)。
賛否はおいておいて、閉塞感を持つ若者たちは読むとすっきりすることうけあいである。
私は生死を間近に感じる環境になく、彼の言うような追いつめられて考え始める、というステップを経ずに思考をしている人間であるから、追いつめられていない人間は考えていないのだ、と勝手に否定されている気分になったが、表に出すか出さないかの違いがここにあると思った。
作者の10年後が楽しみな1作。
読書状況:読みたい
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カテゴリ:
お遊び
- 感想投稿日 : 2014年11月12日
- 本棚登録日 : 2014年10月25日
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