思えば著者の作品を初めて読んだ「凍える牙」で登場した女刑事音道貴子の続編で、長編としては三作目。
本著の事件を捜査する相棒の滝沢との関係が徐々に変化し、なじんで来るのが面白かった。
結局、この二人は似たもの同士だと思った。
ミステリーの形を取っているので、謎解きは一応あるけれど、それはどちらかというと二の次で、登場人物の人間関係や、生き様などがよく出てると思う。
本著の間に三作の短編があるはずで、一番最初の作品は読んだが、残り二編はまだなので、機会があったら読もうと思う。
読書状況:読み終わった
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乃南 アサ
- 感想投稿日 : 2012年3月28日
- 読了日 : 2009年11月26日
- 本棚登録日 : 2012年3月28日
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