圷歩(今橋歩夢)の回顧録。母であるよりも女であることを優先する母、「見られる」こと、「愛される」ことを望み奇行をとりつづける姉、その母と姉の板挟みとなってしまった父。決して読んでいてワクワクしたりする本ではないけれど、誰しもが抱えたことのある気持ちを表現してくれていると感じられる。エジプトの「彼ら」に対する歩のいたたまれなさには共感してしまった。ここから先、圷家がどうなるのか気になる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
現代エンタメ
- 感想投稿日 : 2017年12月8日
- 読了日 : 2017年12月8日
- 本棚登録日 : 2017年12月8日
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