ポーの一族 ~春の夢~ (フラワーコミックススペシャル)

  • 201人登録
  • 4.14評価
    • (12)
    • (19)
    • (4)
    • (0)
    • (1)
  • 17レビュー
著者 : 萩尾望都
knkt09222さん 漫画   読み終わった 

作者が袖にて言う通り、「絵も顔も変わ」っている。
やたらエドガーが分別臭そうな顔をしていたり、中年女性の業が戯画化されていたり。
しかし作品の根底を流れる優しさは変わらず。
p.38「泣いていいのに」
エドガーはブランカに言うと同時に自分にも(、つまりは生きとし生けるものすべてに)言っている。
これは他の作者、他の作品ではあり得ない優しさだと思う。(従来の非情さよりも優しさが前面に出てきたか)
さらには、
p.177「アランがいないと、ぼくは幽霊になってしまう」
これはもはや愛であり恋であり執着であるという意味で、人類すべての尊くもあり醜くもある感情すべての吐露だ。
萩尾先生の創作における真面目さ・律義さ・厳密さは大変に好もしい、そして心強い、と思った。
(浦沢直樹の漫勉で、媚びへつらいネームバリュー関係なく、見てよかったとしみじみ感じ入ったのは、萩尾先生の回。)

レビュー投稿日
2017年7月16日
読了日
2017年7月16日
本棚登録日
2017年7月14日
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『ポーの一族 ~春の夢~ (フラワーコミッ...』のレビューをもっとみる

『ポーの一族 ~春の夢~ (フラワーコミックススペシャル)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

『ポーの一族 ~春の夢~ (フラワーコミックススペシャル)』にknkt09222さんがつけたタグ

いいね!してくれた人

ツイートする