話はマトリョーシカ構造と言おうか、たまねぎ構造と言おうか、夢の中の夢の中の夢構造と言おうか。
女学校を甘美に語らっていたかと思いきや、急に下卑た口調で、すべて嘘だよ、と。
夢のような記憶は一転、悪夢や幻想の類いとなる。
小説ならではの「見えない」記述が効果的だ。つまりこういう小説が好きだ。
でも、タカハシマコによる漫画化希望。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学 日本 小説 最近 /女性
- 感想投稿日 : 2017年8月8日
- 読了日 : 2017年8月8日
- 本棚登録日 : 2014年6月13日
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