あー面白かった! 面白かった! 面白かった!
黒沢清マジ!? 愉しみ! しかし、えー……なんか感動作か……
などと思いながら鑑賞に行った。つまりは前情報ゼロで。
ジャンルわからず。これぞ黒沢清真骨頂!
ホラー?違う。恋愛?違う。感動?違う。
ただただ、無駄に滑稽で、無駄に怖ろしく、無駄に唐突で、無駄にエンターテインにすりよろうとし、無駄に安っぽい(自動車運転の車窓ハメコミのゲーム感には完全に喝采。「CURE」を思い出す)、無駄にやりすぎな、つまりは過剰なところ。
これぞ映画!! これこそ映画。
(VRにおいてテクスチャが揺らぐところとか。恍惚だ)(さらにはまた、ARばかりがもてはやされるこの時期に、VRを持ってくるあたり、計算されつくした「遅さ」。「回路」インターネットのダイヤル回線についても同じことを思った)
そしてまた、仮想現実。テレビゲーム。ロールプレイング。
この黒沢清を突き動かす設定には、この主人公ふたりはぴったり。
津原「バレエ・メカニック」でも筒井or今「パプリカ」でもノーラン「インセプション」でも小松「ゴルディアスの結び目」でもなく、黒沢清だ!!
とにかく、よかった、よかった、観に行ってよかった。DVDを買って再度。
興奮冷めやらん。祝杯だ祝杯だ! 今日は二日酔い必須だ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
邦画
- 感想投稿日 : 2013年6月11日
- 読了日 : 2013年6月11日
- 本棚登録日 : 2013年6月11日
みんなの感想をみる