中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本

  • ダイヤモンド社 (2010年3月11日発売)
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感想 : 19
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ネイティブの視点から、ここをこう工夫すれば英語が楽に話せるようになるということが色々書かれています。

著者の英会話教室での指導経験から日本人が一番間違えているのは、
「時制」それから必要以上に「難しい単語」を使おうとすること。

1. 「時制」がいかに大事か、逆に言えばそれを正しく使うことがコミュニケーションの円滑につながることを説いています。

「現在形=日常的にしていること、習慣」≠今していること(進行形)
この認識はもちろん知っていましたが、本当に大切なんだと気付かされた。

あと、everの本当の意味も興味深かった。
ever=「いままでに」と思いこんでる人が多いと思うけど、
むしろ「一度でも」と捉えるのが正しいということ。
ex.Have you ever been to New York?
のeverは強調にすぎず、everなしでも文意は同じ。それが現在完了。
ex.Do you ever go to a gym?(ジムに行ったりする?)
この現在形の文で使われるeverは、「たまには」っていうニュアンスを表すらしい。

またeverが皮肉の表現に使われることもあるらしく興味深かった。

2. 必要以上に難しい言い方を日本人がしていることについて
よく日本人が使う例として、
ex. I haven't decided the destination.
みたいに「行き先=destination」としているがネイティブはまず
こんなふうには言わないと書かれていて苦笑してしまった。
というのも、自分自身、以前海外旅行で飛行機に乗った際に、乗継国で
添乗員に
「My final destination isn't here.」
みたいなことを喋っちゃったから。

自然な言い方は、
「I haven't decided where I'll go.」
のように、疑問詞を使った名詞節にすればよいとのこと。
これは他にも、your feeling→How you feel のように実に簡単に
幅広く使えるので、ぜひ自分も実践していこうと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 映画DVD
感想投稿日 : 2012年6月9日
読了日 : 2012年6月9日
本棚登録日 : 2012年6月9日

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