今、この本に出逢わないわけには行かなかった。
そうでなければ私は自分を慰めるためにもっと遠回りをしなくてはならなかったと思う。
随分と深く考え胸を痛くする日々が続いている。
死について真剣に向き合ったのもこれがはじめてだ。
そして死を考えた時、いい加減に言葉と付き合う自分が許せなくなった。私にとってそれは、生を放棄したも同じことだ。
死の影がこの時私の人生に差し込んでいるのは、そんな意味があるのではないかと、今は静かに考えている。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年1月18日
- 読了日 : 2011年1月18日
- 本棚登録日 : 2011年1月11日
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