もはや漫画というカテゴリには納まらない。章の間に挟まれた小論のウェイトも増えてきた。初めて読んだときそのボリュームに圧巻だった「ゴーマニズム宣言」が「ライト」な感じに思えてくるから不思議だ。
チベット問題については、得も言われぬおぞましさを感じた。
「中国にこびへつらう日本という国」という構図で見られてしまうが、その対象は決して「国」ではなく、欺瞞な「政治家」「マスコミ」が対象であるということを、一般大衆は自分の感性を研ぎ澄ませて「知らなければならない」。もちろん、自分も。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
まんが・えほん
- 感想投稿日 : 2010年12月25日
- 読了日 : 2010年12月25日
- 本棚登録日 : 2010年12月18日
みんなの感想をみる