それでも宇宙は美しい!: 科学の心が星の詩にであうとき

著者 :
  • 春秋社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393360637

作品紹介・あらすじ

この地球にあるものは、みな星のかけら、星の子ども。あなたのからだを構成する物質もビッグバンにはじまる宇宙の創造のなかで誕生したものだから、あなたの手のひらを調べれば、宇宙の果てのことがわかるのだ! わたしたちを圧倒する天体や量子のふしぎと文学や音楽が交差する、センス・オブ・ワンダーに満ちた魅惑の科学エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 日常の色んなことがどんどん宇宙へつながっていくのが面白かった。
    科学が宇宙を解明するにつれて神様の在り方が変わっていくところやボイジャーの話はまた読み返したい。
    ただ、色んな話題が次々と出てくるので話のつながりは見えにくい。図鑑読んでる気分。

  • 佐治晴夫先生の著書を読むこと2冊目。
    物理学者という肩書きですが、内容はそれだけにとどまらない。自然、宇宙、人間を愛おしむというか賛美するというか、そういう優しい思いに満ちているように思う。

    著者の考えに賛同できないところもあるけれど、大切な視点を教えられるのも事実。

  • 人間の情緒的な営みを、宇宙科学を中心に自然科学や数学などの視点から読み解いていくような内容です。
    日常の出来事や人間関係・芸術・宗教などの中に、上記の幅広い研究で分かった宇宙の様相の縮図を見出し
    両者の符合の美しさに焦点を当てるような形で語られています。
    情緒と科学という無関係に思える両者が様々な形で綺麗に繋がることが、意外で新鮮なようでもあり、
    しかし同時にしっくり来るようでもあり、宇宙の奇跡を想像させてくれる一冊でした。
    難しい言葉は登場せず、全く専門外の自分でも簡単に読むことが出来ました。

  • 17/10/31 (75)
    数学的な科学的なことはよくわからないし説明されてもわたしのあたまでは「???」。
    でもすてきだなあという感覚は持ち合わせている。遠く遠く離れた星や月の明かりはいまの光ではなくて過去の光であるとかうっとりする。

    ・見上げてごらんなさい。森の樹木に縁取りされた空一面には、星がまたたき、そこが、あなたのほんとうのふるさとです。(はじめに より)

  • 請求記号 440.4/Sa 26

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著者プロフィール

1935年東京生まれ。理学博士。鈴鹿短期大学名誉学長。日本文藝家協会会員。大阪音楽大学大学院客員教授。元NASA客員研究員。東大物性研究所、玉川大学、県立宮城大学教授などを経て、2004年から2013年まで鈴鹿短期大学学長。量子論に基づく宇宙創生理論「ゆらぎ」研究の第一人者。NASAのボイジャー計画、“E.T.(地球外生命体)”探査にも関与。また、宇宙研究の成果を平和教育のひとつとして位置づけるリベラル・アーツ教育の実践を行ない、その一環としてピアノ、パイプオルガンを自ら弾いて、全国の学校で特別授業を続けている。主な著書に『宇宙の不思議』(PHP研究所)、『夢みる科学』(玉川大学出版部)、『二十世紀の忘れもの』(松岡正剛との共著/雲母書房)、『「わかる」ことは「かわる」こと』(養老孟司との共著/河出書房新社)、『からだは星からできている』『女性を宇宙は最初につくった』『14歳のための物理学』『14歳のための時間論』(以上春秋社)、『THE ANSWERS すべての答えは宇宙にある!』(マガジンハウス)など。

「2015年 『量子は、不確定性原理のゆりかごで、宇宙の夢をみる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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