百貨店の外商部に勤めるナオミが、夫のDVに苦しむカナコを救うために、二人で夫を殺害する。
最後はどうなるのかが気になって、彼女たちを応援しながら先へ先へと一気に読んだけれど…。あまりにも安易な行動にはびっくり。特に、マンションや銀行の防犯カメラを意識していなかったというのは、衝動的な殺人ならともかく、綿密な計画を立てて予行演習までしたにしては、ずいぶんお粗末なのでは。
こういう設定であるなら、徹底的に闇を描いてさらにパワフルな桐野夏生のほうが一枚上かな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
あ行
- 感想投稿日 : 2015年3月10日
- 読了日 : 2015年3月10日
- 本棚登録日 : 2015年3月9日
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