震災直後の空気を感じさせる時評的な内容でもあったため、読書習慣を失っていた時の発売で読むのが遅くなったのはもったいなかった。お金や産業に振り回されているのは感じても抗おうなどと思いもしなかったのだが、地道な家庭菜園などもその延長であると提示されていた。だったらオレが好きな釣りはどうなのだろうか。高い釣具やルアーや車での移動は資本主義活動に組しているとしか思えない。高級魚が安く釣れたらいいな。
80年代に中学生だった自分は学校で先生に「日本は成功した社会主義だ」というような事を言われ、そうなんだ~みたいに思っていた。それがすっかり新自由主義のでせいでおかしくなったのかな。富がもっと平等に分配されたらどんな世界になるんだろう。みんな不自由しなくて済むのかな。80年代みたいになるのかな。80年代はそんなによかったのかな。
鶴見済さんの文章と考えが好きなのでもっといろいろ書いて欲しい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション・エッセイ・評論など
- 感想投稿日 : 2017年8月7日
- 読了日 : 2017年8月6日
- 本棚登録日 : 2017年8月6日
みんなの感想をみる