蛭子さんの処女作品集、なんのてらいもなく素直な気持ちでとんでもない世界を提示している。人が殺されていても当人どうしは大変な状況なのに、周囲は特になんとも思ってないような、他人事のような、それを目撃して興奮して騒ぐようなこともない感じがむしろリアルな感じがする。
あらためてとんでもない作品ばかりで、本物の凄みに圧倒される。構成の切れ味がすごくて、これぞガロという感じがする。緻密に書き込まれた背景がたくさんあってすごくいい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2017年2月24日
- 読了日 : 2017年2月24日
- 本棚登録日 : 2017年2月24日
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