再読。
やっぱ楽俊はいいキャラしています。
信じたいから信じる、それは自分の勝手で、相手が自分を信じるか信じないかは相手の勝手。なんだか当たり前のことのようだけれど、そう割り切れる人はなかなか居ないと思う。相手に良くしてもらいたいから、相手に良くする、という気持ちは人間必ずあると思う。そしてそのことに気がつかないから、相手が自分の期待したとおりにしてくれないと憤ってしまう、わかってくれないと嘆く。けれど、結局それは、その人の身勝手になのだろう。
そのことに気づかせてくれた楽俊のことを陽子はすごいと思うし、楽俊はそんなことは当たり前だと思う。けれど、それを身をもって知り、身勝手になってしまう人間の、自分の弱さを知った陽子だからこそ、王の資格があるのだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
所蔵本
- 感想投稿日 : 2011年8月19日
- 読了日 : 2011年8月17日
- 本棚登録日 : 2011年8月19日
みんなの感想をみる