江戸時代初期、久留米藩で実際に行われた筑後川からの取水工事が題材。
登場する五庄屋も実在の人物で、「五庄屋物語」として知られるらしい。
もののHPでは水神とされたのは五庄屋だというが、本書では一人で工事中の事故の責を負った老役人になっている。
著者らしい丁寧かつ厚みのある筆致で、読了後の余韻にも十分浸れる。
著者が急性骨髄性白血病罹患の後に書かれた作品とのことで、ある意味より覚悟を持って書かれているのかも知れないと
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年7月25日
- 読了日 : 2017年7月21日
- 本棚登録日 : 2016年10月31日
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