私と円紫師匠の最新刊。
といいつつ、初めの2編はほとんど文芸評論とも思える。
3編目でようやく円紫師匠が登場し、前半の伏線を膨らましていく。
ベテラン編集者となった私の成熟ぶりや円紫師匠の大真打ちぶりが見てとれ、シリーズの読者を楽しませてくれる。
それにしても、太宰治は食わず嫌いでほとんど読まないのだが、文中に出てくる女生徒のみずみずしさ、自由奔放さは、まるで北村薫のようではないか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年7月6日
- 読了日 : 2015年7月6日
- 本棚登録日 : 2015年6月20日
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