どうせ、あちらへは手ぶらで行く (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2011年7月28日発売)
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感想 : 9

「五月十六日『楽しく楽に』を最優先。不快、厄介、後廻し。楽々鈍でどんどん楽」―作家が手帳に記していた晩年の日録には、自身の老いを自覚し、見つめながら、限られた人生を最期まで豊かにしようとする姿があった。執筆への意気込み、友との交遊の楽しさ、家族への愛情、そして妻を亡くした悲しみなど、作家が世を去る三ヶ月前まで、九年間にわたって綴っていた感動の記録。

読書状況:読みたい 公開設定:公開
カテゴリ: 生老病死
感想投稿日 : 2012年7月22日
本棚登録日 : 2012年7月22日

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