わたしは小学4年生にして、世の中たいがいの事は知っている。なのに、「今まで知らんかったことがどんどんわかる薬」をもらったら・・・。
私、クス子。小4。いっぱい漢字も知ってるし、ニュースや町の情報も知っている。スーパー女子。でも、公園である老人と出会った。その老人は「世の中のことがなんでも分かる薬」をくれた。これでもっと賢くなれる!と思いきや、普段とかわらへん!でも、クラスの女の子たちが、ちょっと違うかな?え?私、影でははみ出しパンツの「ハミパン」ってあだ名やったん?髪の毛ぼさぼさやとか、友達の真苗はハムなんて言われてかわかられてたん!?
クラスで威張ってる女子、男の子や大人の前ではしれーっとしとるけど、あいつは嘘つきや!女優のお母さんとかって、ウソやん!私はそれをあばいたったけど、・・・なんやすっきりせんなあ。
なんでも知ってる、っていいことやと思ってたけど、知らんかったほうがいいこともある。聞いてても、知らんぷり、聞かんかったことにすることだってあるんや!
イラストもいいし、今の子に共感させる本!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本児童文学
- 感想投稿日 : 2012年3月29日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年3月29日
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