平和ボケ お花畑を論破するリアリストの思考法

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  • 飯塚書店 (2017年4月8日発売)
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 リアリストの思考法というよりは、サヨクあるいはパヨクの思考法の分析と言ったほうが内容に即したタイトルになるか。”お花畑”がなぜそのような思考をするのか、その理由についての考察。そして原因となったマスコミ批判へと展開している。なお、”お花畑”の原因の一つにGHQも挙げられているが、GHQが守るべきはアメリカであり、そのために日本人を洗脳したのはある意味正しいといえるだろう(洗脳された側は堪ったものではないが)。そして朝鮮戦争を機に方針を転換し、(アメリカを守るためにではあるが)日本の再軍備を進める方向に動くなど現実に即した対応をGHQはしており、リアリストの思考をしていると見ることもできる。一方でマスコミや当時の一部学生などがその現実を見ることができず反対を叫び、それが現在まで続いてしまっているのが現状である。洗脳が上手くいったといえばそれまでだが、GHQもまさかここまでとは思わなかっただろう。後半で紹介されている論破テクニックでのリアリストの回答は、正直、これで論破できるのか?というほど適当、言い方は悪いが幼稚な回答となっている。しかしながら実際にこれで論破できてしまっている現実がある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 政治経済
感想投稿日 : 2017年5月1日
読了日 : 2017年5月1日
本棚登録日 : 2017年5月1日

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