QCサークル活動を人材育成の場として使おうという視点でまとめてあるが、むしろ経営陣の積極的関与を求めている点が興味深かった。かつては現場の自主的な活動として業務時間外に行っていたようであるが、少なくとも本書の事例においては業務として認められていたり、テーマ選定に経営陣が関与するだけでなく人事考課の対象となっている場合もあり、QCサークルの位置づけが大きく変わっている。また、事例紹介者の肩書がサークルのリーダではなく、「執行役員」「部長」となっていることからも本書の真の狙いが経営陣の関与であることが伺える。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2017年2月1日
- 読了日 : 2017年1月20日
- 本棚登録日 : 2017年2月1日
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