読んだ本。どんどん入れていこ。
こももさん
安房 直子
偕成社 (2004年03月)
児童書・YA
ゆっくり、ゆっくりと流れていく文章。 文章が、頭(あるいは心)に、少しずつ染み渡っていくような感覚を覚えました。 まさに、魔法の時間。素晴らしい時間でした。
アーサー・ランサム アーサー・ランサム
岩波書店 (1967年06月19日)
岩波少年少女文庫
とにかく、面白い!! ジョン船長、スーザン航海士、AB船員、ボーイ、の四人の子どもたちが繰り広げる、大冒険。 かつて、私の中にもあったと思われる冒険心が、ふつふつと湧いてきて・・・ああ、子どもの頃に出会っていれば!!と、悔しくてたまらないのでした...
フィリパ・ピアス スーザン・アインツィヒ
岩波書店 (2000年06月16日)
はしかにかかった兄から隔離され、おばさんの家に行くことになったトム。 何か面白いことはないかなあ?そんなことを考えならベッドにいたトムは、壁にかけられた大時計が13回、時を刻むのをきいた。 時間を超え、今は、コンクリートと家に変わってしまっている庭...
梨木 香歩
偕成社 (1999年12月)
主人公の「ようこ」は、「おひな祭りに欲しいものがあるかい」と、おばあちゃんに尋ねられて、「リカちゃんが欲しい」とお願いする。 しかし、しばらくして届いたのは、ほっそりしたリカちゃんではなく、その倍近くも大きい、「りかさん」という名前の真っ黒髪の市...
ルイス・サッカー 金原 瑞人
講談社 (2007年05月25日)
前作『穴』に比べると、やはり、スケールの大きさも、物語の運びかたの巧妙さも負けてしまうと思う。 でも、青春小説としては、負けない面白さ!何より、今回は、最初の数ページで、読み手を、完全なる「主人公の味方」につけてしまうことに成功する。よって、ハラ...
ツルゲーネフ 中村 幸子
角川書店 (2003年04月)
淡々と物語が進み、惹きつけるような展開がある訳でもない。 面白かった?と、聞かれたら、さあ。どうだろう?と、答えるしかない。 それなのに、何か、深みにはまっていくような、そんな感じがする物語。 表現が悪いけれど、イケナイ薬をやると、こういう感じに...
夏目 漱石
新潮社 (2004年03月)
日本の小説
この物語と初めて出会ったのは、高校の現代国語の教科書でだった。あっという間に夢中になってしまった。 男と女の愛情がもたらす悲劇に、きっと、高校生の私は、今の私には、想像できないほどの、興味と嫌悪と憧れを抱いていたのだろうと思う。 だって、何十年ぶ...
佐野 洋子
リブロポート (1988年11月)
エッセイ
やっぱり、佐野洋子さんのエッセイって、好き♪ 始めて読んだとき、この人は、絵と全く同じ文章を書く人だなあと感心した。毒々しいとはこのこと。あちらこちらに、所構わず噛み付いて、仕舞いには、ぎゃあぎゃあと泣き出してしまう。 読み手の私も、呆れたり、大笑...
いしい しんじ
理論社 (2002年06月)
この本、好き。それはたぶん、この本が描いているのが「希望」だからじゃないだろうかと思う。だって、この読んだ後の爽快感♪ 途中までは、ちっとも希望なんかじゃなくて、それは、まさに恐怖だった。「ねこ」と呼ばれる主人公が、どんどんと追い詰められていく恐怖...
小川 洋子
文藝春秋 (1991年02月)
不思議で怖い短編が三つ。中でも、『妊娠カレンダー』は、強烈。 美しく、我がままな姉。姉の我がままに翻弄されながらも、姉が結婚してからもなお、一緒に暮らしている妹。奇妙な共同生活だ。 ジャムが食べたいという姉に、農薬づけのグレープフルーツのジャムを...
講談社 (2004年04月13日)
「創作者の家」という、芸術家のための家の管理人と、ある日傷ついて迷い込んできた奇妙な森の生き物・ブラフマンの物語。ブラフマンの悪戯に翻弄されながらも、愛さずにはいられない主人公。主人公とブラフマンの一夏の思い出が、淡々と描かれている。淡々と。本当...
新潮社 (2003年08月28日)
身体に貼り付けられた「僕の記憶は80分しかもたない」というメモ。毎朝、そのメモを見つけ、絶望に打ちひしがれる博士。そして、その80分を大切に、博士と向き合う家政婦。博士の病気を理解しながらも、博士への尊敬の気持ちを忘れない、家政婦の息子。 3人の愛情に...
角川書店 (1998年11月)
これは、少女の頃に、アンネ・フランクの日記を読み、影響を受け続けてきた小川洋子の、アンネを巡る旅のエッセイだ。 彼女の書くことの原動力は、アンネからもらったものなのだそうだ。 アンネ・フランクという女の子の文才にほれ込み、心の友としてきた作家の、...
新潮社 (2001年07月)
主人公・まいは、中学校に通えなくなってしまった女の子。そんな多感な少女が、西の魔女・おばあちゃんのもとで過した日々が、大切に描かれている。 中学生か。自分のことを思い出してみる。どうして、あんなに感じやすく、もろく、危うかったのだろう。今思えば、...
田口 ランディ
文藝春秋 (2006年05月)
読みながら、胸がムカムカしてたまらなかった。 ムカムカの原因は、たぶん、登場人物たちのせい。 弱かったり、無関心を装うとしていたり、自虐的だったり、不器用だったり・・・出てくるのは、そんな、人間ばかり。 「原爆」という最大の悪と、現代を生きる人間...
豊島 ミホ
幻冬舎 (2005年03月)
装丁が気に入って読み始めた本。高校生を主人公(あるいは、高校の先生)にした短編がつまっている。 私にとって、ついこの間までは、一番の思い出だったはずの高校時代。でも、年をとるに従って、傷つきやすかった中学時代の方が、懐かしく、愛おしくなってきてい...
アントン P. チェーホフ イリーナ ザトゥロフスカヤ
未知谷 (2005年02月)
絵本
自分にとって本当に大切なものは、何だろうか? 日々の忙しさで見失っているものは、ないか? マイナスの部分を見つけては、その損失を嘆いてばかりいないか? どうしようもないもののように映る、主人公・ヤーコフの人生。けれど、人は変われるのだ。いくつにな...
トーベ ヤンソン
筑摩書房 (1995年12月)
外国の小説
なんて、静かで、冷たい文体なんだろう。 それは、読んでいる者を、静かで、冷たいフィンランドの森へと誘う。深い深い森。そして、暗雲漂う長い冬。文章から漂う雰囲気で、これだけ魅せる作家がいるだろうか? 背表紙には、この作品は、ポスト・ムーミンの作品の...
トルーマン カポーティ Truman Capote
新潮社 (2006年06月)
大好きな〈クリスマス三部作〉と呼ばれる作品の中で、カポーティは、繊細で、壊れてしまいそうな少年を描いている。 きっと、この少年はカポーティだ。作品を読んでいる間中、ずっと感じていた。 この繊細な少年は、実際は、どんな人だったのか?そのことを知りた...
フランシス・スコット フィッツジェラルド Francis Scott Fitzgerald
中央公論新社 (2006年11月)
この本と出会えなかったら、小説を書いていなかったかもしれないという、村上春樹氏の言葉が、ずしりと心に響きます。実は、何度も挫折しそうになったこの本を、その言葉が支えてくれました。 なぜなら、正直に言って、私の感想は・・・。???という感じ。お金と...
トーベ・ヤンソン Tove Jansson
講談社 (1993年11月15日)
フィンランドの多島海に浮かぶ小さな島。短いフィンランドの夏を、そこで暮らす少女ソフィアとパパ、そして、おばあちゃん。その小さくも美しい日々の営みが、生き生きと描かれています。まるで日記を綴るかのように、日常をスケッチした作品。 美しく、ときに、そ...
三浦 しをん
ポプラ社 (2006年07月)
軽い。軽すぎる〜!!こんな書評もあるのかと、目からウロコの一冊でした。なんといっても、村上春樹氏の『海辺のカフカ』を、こんなにも明るく、楽しく、下品!?に書評した方は、他にはおられないでしょう。むふふ。 これは、自他共に認める「活字中毒者」三浦し...
M.B. ゴフスタイン M.B. Goffstein
すえもりブックス (2005年08月)
なんと言っても、絵が素晴らしい。白黒の絵。単調なペン画。最初は、なんて寂しい絵なんだろうと思った。それなのに、物語が進むにつれ、主人公・デビーの姿が、生き生きと輝きだすのだ。本当に不思議。こんなことって、あるんだろうか! 小さな、あどけない少女が...
岩波書店 (1989年05月)
久しぶりに読んだ「坊ちゃん」。夏目漱石って、こんなに面白かったんだ〜♪「痛快」とは、まさに、こういう小説を読んだ時に使う言葉なんだろうと思う。本当に、胸がスカッとした。面白いほどに。 多種多様な文章が氾濫している現代に生きる私が、こんなに心躍らせる...
ミヒャエル・エンデ 上田 真而子
岩波書店 (1982年06月07日)
作者の意図が見え隠れする物語は、あまり好きではないのだけれど、この本に関しては、そんなこと、もうどうでもいい!という感じでした。恐ろしい位に、ぐいぐいと本に引き込まれていきました。もしかしたら、私も、主人公・バスチアンのように、本の世界に入り込ん...
ルイス・サッカー Louis Sachar
講談社 (1999年10月22日)
とにかく面白い!! これは、児童文学とか、そういう枠を取っ払った面白さです。ハラハラ・ドキドキ。とにかく、夢中で読み干しました。 最後は、もう少し明確なハッピーエンドが欲しかった感もありますが、面白かったから、我慢したいと思います。その代わり、自...
リチャード・バック Richard Bach
集英社 (1981年03月20日)
始めて読んだのは、たしか、高校生のときか?大学生のとき。大好きで、ボロボロになるまで読んだっけ。どんなに引越ししても、持ち歩いていた本の中の一冊でもあった。 今回、再読してみて、正直、ショックを受けています。 頭を殴られたような衝撃だったはずなの...
新潮社 (2001年12月)
静かに、染み渡ってくるような物語に、ついつい頁をめくってしまう。そんな一冊。 いや、それより何より・・・ 私は、主人公・蓉子のような人が好きなんだ。 きっと。 足がしっかり地についている人。生活を愛し、慈しむ術を知っている人。 自分とは、対極にあ...
森 博嗣
文藝春秋 (2006年08月)
題名も装丁も不思議だけれど、内容は、もっと不思議。 こういう本って、始めてかもしれない。なんて、静かなミステリーなんだろう。 一章につき一人の「変わった女の子」が、主人公を迎えてくれるのだが・・・。私も、主人公と一緒に、彼女たちの作り出す不思議な...
ソーニャ ハートネット Sonya Hartnett
主婦の友社 (2006年09月01日)
少女たちと兵士との触れ合いが、物語を優しく包んでいる。 だからこそ、一層際立つ、その中に潜んでいる戦争の残酷さ、人間の愚かさ。その対比が切ない。人間の作り出す世界は、こんな矛盾に満ちているのだ。 ロバが教えてくれる、本当の勇気、本当の思いやり、本...
梨木 香歩 早川 司寿乃
理論社 (2003年05月)
まるで、ハーブのような物語。なんとも、透明感のある文章なのです。ミントの葉を噛んだような・・・そんな感覚。 張られた伏線を楽しむ小説に慣れている私には、「ちょっと物足りないもの」を感じたのは事実ですが、この不思議な感覚を心地よいと思ったのも事実。 ...
梨木 香歩 出久根 育
理論社 (2004年01月)
絵が、とにかく素晴らしい。美しい。 この物語の根底を流れる恐ろしさ、怖さを、さらに引き立てている気がして、もう、釘付けでした。 一体、何がエゴで、何が摂理なんだろう?人間社会を風刺しているような、そうでないような?読み終わった後、ぼんやりと考え込...
ミヒャエル・エンデ ミヒャエル・エンデ
岩波書店 (2005年06月16日)
どうして、この年になるまで読まなかったのだろう・・・。今さら言い出しても仕方ないけれど、できることなら、もっと若い頃に読みたかった。そして、仕事を始める時、母になる時、そんな節目に読み返したい一冊だと思いました。 この本は、1973年出版。「時間がな...
エーリヒ ケストナー ヴァルター・トリアー
岩波書店 (2006年10月17日)
ケストナーの名作と謳われている、この本。 実は、最初の方で、何度か挫折しそうになりました。 これぞ青春!という物語。あまりの爽やかさ、眩しさに、くらくらしてしまったのです。 「ごもっとも!わかるんだけど・・・・・。ちょっと、美しすぎて、眩しすぎて...
フィリップ クローデル Philippe Claudel
みすず書房 (2006年11月)
不思議で、奇抜な20の物語がつまった一冊。 なんとなく違和感・・・でした。作者は、フランスの方。この違和感は、文化の違いによるものなのか?それとも、子どもの心を忘れないようにと思いつつも、すっかり忘れてしまっている大人の感覚のせいなのか? 何度も、この...
小川 洋子 寺田 順三
中央公論新社 (2006年04月22日)
これは、13歳の主人公の少女が、富豪の伯母さんの家に預けられ、美しくも病弱な従妹・ミーナと暮らした一年間の物語。 誰にだってある・・・、そう、私にだってあった、美しくも切ない、少女時代。 読んでいる私も、すっかり少女に戻ってしまった。ハンサムな伯...
マーガレット・マーヒー シャーリー・ヒューズ
福音館書店 (2004年08月20日)
この本を読んで思ったこと。 子どもは、いつだって、誰だって、魔法使いに出会えるってこと。 感じる心と想像力。 これさえあれば、あとは、手助けをしてくれる、素敵な本があれば、それだけでいい。 でも、大人になってしまった私には、魔法は、かからない。 ...
工藤 直子
小学館 (2004年04月)
詩の本
「おはつ!」 不思議。この言葉を唱えると、心の奥から、元気が湧いてくるみたい。
田中 和雄
童話屋 (2002年04月)
まどみちおさんの「赤ちゃん」という詩が読みたくて、手にした二冊の詩集。 好きな詩をいくつも見つけることができた。まるで、宝箱のようです。
童話屋 (2002年11月)
みすず書房 (2005年09月)
この物語には、具体的な国の名前は、一度も出てこない。ヒントになるようなものもない。作者は、あえて国を限定しないことで、この世界のあらゆる所で起こっている悲劇を描きたかったのだろうか。 ラストに向かうにつれ、悲劇的な予感が頭をよぎる。深呼吸。そして...
新潮社 (2000年12月)
正直に言えば、最近の作品の方が「好き」だけど、最後まで読んでしまった所、嫌いじゃないのだと思います。 でも、何となく、文章の完成度がイマイチという気が。 梨木作品は、美しく、まとまりすぎている位のイメージだったので「いつもと違う!」という感じを受...
les deux
ピエブックス (2007年02月09日)
最初から最後まで、色鮮やかな写真で綴られている本。独特の文化を持つ3つの国の風景と、かわいらしい雑貨が、目を楽しませてくれます。 特別、オシャレな訳でも何でもない、素朴な雑貨たち。 素朴な人々の暮らし、遠い異国の地の文化。北欧とも違う、ロシアでも...
E.L. カニグズバーグ E.L. Konigsburg
岩波書店 (2006年09月15日)
カニズバーグの原文が良いのか、訳が素晴らしいのか、まずは、その文章の虜になってしまいました。 パリッとした清潔なワイシャツのような・・・そんな文章。一行読んだだけで、相性がピッタリだと確信しました。そして、グイグイと引っ張られるようにして、あっと...
瀬尾 まいこ
祥伝社 (2006年12月)
作者の中学校教師としての日常を描いたエッセイ?・・・エッセイと言うには、あまりに美しすぎる気がするのは、私だけでしょうか。 さすが、国語の先生。文章が美しく読みやすかったのですが、、、。 内容も美しすぎて、ちょっと、毒のあるエッセイが好きな私には...
ルイス・キャロル Lewis Carroll
驚くほどのナンセンス。驚くほどのブラック・ユーモア。こんなに面白かったっけ?子どもの頃に読んだことがある人も、再読のススメです。 特に、ブラックの方は、日本では在りえないなと思う程の強烈さ。お国の違いって、あるもんだなあ。言葉遊びも、こんなに手が...
ヴィル・ヒュイゲン 遠藤 周作
サンリオ (1979年11月)
さとうさとるのコロボックルが、大好きだった私。その時からずっと、私の心の中には、小さい人が住み続けています。これは、その小さい人の仲間、ヨーロッパ・北アメリカに生息している「ノーム」についての研究書!?です。 私の心の中に住んでいるコロボックルと...
森 博嗣 佐久間 真人
光文社 (2006年12月07日)
猫の本
本のページをめくりながら、何度も、実家の愛すべき猫たちの姿を思い浮かべた。 そうか。猫って、建築家であり、哲学者なんだね。 佐野洋子さんの絵本にもあるけれど、猫って、本当に、何回も生まれ変わっているに違いない。だから、その哲学は、重く、深く、とて...
吉田 音
筑摩書房 (2006年12月)
ミルリトン探偵局シリーズ・第二弾。 二作目というと、一作目を超えられないものが多いけれど、これは、違います。 面白いです。最高に面白い!切なくて、切なくて、胸が痛くなりました。
様々な品物を持ち帰ってくる、Think という名の黒猫。あるときは、16個のボタン、あるときは、映画の広告。音は、それらを元に、Thinkが、それらの品物をどこから持ってきたのかを推理する「ミルリトン探偵団」を結成するのでした。 これは、ミルリト...
新潮社 (2006年10月28日)
これぞ、小川洋子という短編集。 不思議で、ゾワゾワする恐ろしさがあって、それなのに、すぐ隣で起こっていそうな物語。 特に、彼女独特のラストは、どの作品においても、最高のインパクトです。ラストを読み終わったときに生まれる、なんとも言えない空虚感。こ...
E.L.カニグズバーグ E.L. Konigsburg
子どもなら、誰でも憧れるであろう?家出。 小学生だった私も、何度家出を夢みたことか。さて、クローディアが、弟を誘って家出してきた先は、なんと「メトロポリタン美術館」!なんて、素敵なんでしょう。 現役の少年少女たちなら、きっと、私も、こんな家出して...
朽木 祥 山内 ふじ江
福音館書店 (2005年10月31日)
価値観ってなんなのか?どこからくるものなのか?母親を亡くした少女を通して、そんな、かつての私も悩んだ疑問が迫ってくる。 自分の根っこを探している子どもたちに、是非、勧めてあげたい一冊。そして、かつて子どもだった大人にも。
筑摩書房 (2007年02月)
佐野洋子さんのエッセイは、何を読んでも、何回読んでも面白い。しかも今回は、谷川俊太郎さんとのインタビューが中心。面白くない訳がない。 「友だちは、無駄である。」 「でも、無駄なことが、どんなに大切か。」 彼女のメッセージが、胸に響いてくる。 中高...
新潮社 (2005年05月28日)
究極のいしいしんじ、ここにアリ。 コノヒトノ アタマノナカ ハ ドウナッテルノダ? 凄い、凄すぎです。いしいしんじ。 今まで読んだ本ほど、切なくて胸がはりさけそうになったりしなかったけど、今まで以上に、頭が物語りにとんでしまった。 たぶん、一生、...
メディアファクトリー (2006年02月)
魔法が足りない。そんなことをぼんやり思った。『ぶらんこ乗り』の印象が強すぎたのかな。あの陶酔感を期待していた私には、ちょっとだけ、がっかりした部分もあったと思う。 それでも、いしいしんじの不思議な世界は、しっかりと存在しています。 私にとってのい...
理論社 (2000年12月)
この本を開いたとき、正直に言って「ぽか〜ん」としてしまった。平仮名だらけで、まるで、言葉がとっちらかっているみたい。これは何かの呪文か何かじゃないか?そんな気までしてくる。 いや、きっと、呪文だったんだと思う。だって、ちっとも私好みじゃない文章に...
シャスティーン ユンググレーン Kerstin Ljunggren
ラトルズ (2005年11月)
表紙を見てびっくり!おばあちゃんリンドグレーンが、木登りをしております。さすがですね〜!なんと、エーミールの悪戯も、ピッピの考え出す奇抜な遊びも、すべて、リンドグレーンの経験なんだって。彼女の少女時代が生き生きと綴られていて、まぶしい程でした。 ...
ポール ギャリコ Paul Gallico
筑摩書房 (1998年12月)
これは、猫の書いた猫のための教科書。猫を飼っている人は、もちろんのこと、猫が好きな人なら誰でも、大笑いしながら?納得しながら?読むことでしょう。「猫のことなんて、なんとも思ってないわ」という人にもお勧め。明日には、猫と一緒に暮らしてみたいと思うこ...
内田 百けん
中央公論新社 (1997年01月)
これは、作家「内田百?」の愛猫の失踪の顛末と、そのときの日記です。 動物を飼ったことの無い人が読んだら、「この人、どうかしちゃってるんじゃないの?」と思うこと間違いなし(笑)。 気持ちは痛い程わかるのだけれど・・・ 内田先生、ごめんなさい!思わず笑いが...
新潮社 (2006年03月)
一風変わった、トリツカレ男の恋愛物語。 人は、こんなにも、自分以外の人のために犠牲になれるものだろうか?決して、見返りを求めない愛。切ないけれど、愛って、トリツカレルって、なんだか素敵なことなんだなって思う。 私の「いしいしんじ」初作品!初めての...
ジェームズ・クラベル 青島 幸男
集英社 (1988年07月20日)
泣きながら教室を去る教師に代わって入ってきた、新しい教室の主。彼女は、可愛らしく微笑み、語りかけ、いとも簡単に、築き上げられてきた子どもたちの価値観を破壊してしまう。静かに、優しく、誰も傷つけず、けれど、確実に破壊する。子どもたちは、何の疑いもな...
文藝春秋 (2002年05月)
6つの短編で構成されている物語は、どれも、子どもがテーマだ。子どもの純粋で、無垢な心は、ほんのささいなことで傷つき、逆に、相手を簡単に傷つけてしまう。子どもの頃、その純粋さゆえに、傷つかなかった人がいるだろうか?傷つけたことがない人がいるだろうか?...
イーダ ボハッタ Ida Bohatta
童心社 (2006年06月)
雨がふる日は、おうちの中で、詩の本を読むのは、いかがでしょう? 雨だれたちの小さな小さなお話です。「いずみ」「ごにんのあまだれ」「あまだれせんせい」がお気に入り♪
アーシュラ・K. ル=グウィン ジェイムズ ブランスマン
みすず書房 (2001年12月)
私は、クモの巣を、ゆっくりと見上げたことがあっただろうか?クモの巣の向こうに見えるお日様の光や、クモの巣に光る露の輝き。ゆっくりと、立ち止まって見たことがあるだろうか? 改めてクモ見る。小さなそれが、愛らしい生き物に思えてくる!え!びっくり。 1つ...
オクタビオ・パス マーク・ブエナー
岩波書店 (2003年06月20日)
自然には、楽しいと怖いが裏表のようにして存在している。 読んでいると、楽しい思い出と怖かった思い出が交互に蘇ってきて、こんなナンセンスな話が、何故か、リアルに感じるから不思議だ。 ちょっぴり怖い、不思議ワールド。空想力豊かな子どもたちは、このナン...
岩阪 恵子
講談社 (2006年01月)
女性を主人公にした9つの短編。どの短編でも、女達は、それぞれに空虚を抱えて生きている。それは、マーマレードであり、たまごやきであり、指輪であり・・・流しの穴だ。そして、どの物語にも共通する、日常にひそむ空虚・むなしさ・孤独。 ああ。きっと、どの物語...
ジーン ウィリス Jeanne Willis
あすなろ書房 (2005年11月)
主人公「ぼく」は、話せない11歳の男の子。ある日、母さんと一緒に訪れた動物園で、ぼくは、ゴリラのおりの中に隠された秘密を知ってしまう。 ぼくが、周りの人たちに傷つけられていく様は、あまりに悲しく、切ない。 言葉の魔力、言葉の恐ろしさ。 私の紡ぎだ...
角田 光代
文藝春秋 (2004年11月09日)
女独特の社会。女独特の悩み。自分と重ねあわさる言葉が、いくつもあって、どきっとする言葉が、いくつもあって…もう何年かしたら40歳に手が届いてしまうという私が、まるで少女みたいな気持ちになっていった。 「なんのために私たちは歳を重ねるんだろう」小夜子の...
J.D.サリンジャー 村上 春樹
白水社 (2003年04月11日)
主人公・ホールデンは、大好きだった弟を亡くしてしまってから、世界を敵に回して生きている。権力、金、性欲。すべてをオゾマシイと考え、すべてを憎んでいる。なのに、結局のところ、それがないと生きていけない。おまけに、それに気づくことすら、出来ないのだ。 ...
サン=テグジュペリ サン=テグジュペリ
ずっとずっと、途中で放り出していた本。 なのに、今回は、するすると読めてしまった。 星の王子さまの言葉が、きつねの言葉が、胸の奥に、カーンカーンと響いていくようだった。 本って、その人の中に、下りていくべき時があるのだと思う。 またいつか、その時...
検索
本棚の表示内容を複数の条件で絞り込みや並び替えができます。