現時点までの研究史も踏まえた世阿弥の生涯を資料に基づき書かれた本書。最後に筆者の世阿弥の思想的背景を禅の「不二」へ収斂させ、本書を閉じている。そこへの反論はあるが、やはりそう主張するだけの客観的根拠としての資料も挙げており、大変益の多い本であった。
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- 感想投稿日 : 2009年8月20日
- 本棚登録日 : 2009年8月20日
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