(P[き]1-3)マイナークラブハウスの森林生活 (ポプラ文庫ピュアフル き 1-3 minor club house 2)

著者 :
  • ポプラ社 (2010年2月4日発売)
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感想 : 8
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木地雅映子のマイナークラブハウスの森林生活を読みました。マイナークラブハウスへようこその続編でした。第2巻では、マイナークラブハウスの面々が合同合宿で天野清一郎の故郷を訪ねていく物語でした。天野清一郎の故郷での破天荒な歓迎や福岡滝の恋心の行方などがコメディタッチで描かれています。急な腹痛で、合同合宿に参加出来なくなってしまった畠山ぴりかはマイナークラブハウスに一人残されてしまい、たまたま訪ねてきた高橋奈緒志郎に助けられて、からくも生き延びるのでした。いつもは着ぐるみを着て、ふざけているような会話しかしていない畠山ぴりかですが、その生い立ちや家族環境が明らかになってくると、そのけなげさに心をうたれてしまいます。登場人物が結構多くて、思わぬところで関連していたりするので、翻訳のミステリのように最初に登場人物の一覧があるといいのになあ、と思ってしまいました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 最近読んだ本
感想投稿日 : 2010年9月8日
読了日 : 2010年9月8日
本棚登録日 : 2010年9月8日

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