TOEIC(R)テスト ムダな勉強はやめなさい!: がんばっているのにスコアが伸びない人のための最速最短学習法

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  • 小学館 (2011年9月7日発売)
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感想 : 15
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TOEIC受験方法論の本。
TOEICで高得点を取るには、英語の学習ではなく、TOEICで高得点を取るための学習をしなければならないよ、という本。
大学受験生までの英語学習とは違っているため、大学受験のための英語学習でもいけない。
また990点満点だが、1問5点計算ではなく、独自の得点配分になっているため、数問間違っても満点の990点になる。要は偏差値みたいなもんで、過去のテストや当日のテストの得点者の配分から、このエリアに属する人は990点、のようにしているらしい。
またTOEICでは似たような問題が多数出題する傾向にある。



間接情報のデータの裏付けが少々弱く持論を確定的に裏付けるに至っていないところが少々あるのが残念だった。文字数などの関係かもしれないがそれがないと論拠に欠けるのは一目瞭然であるはずなのに。
実際にTOEIC高得点者で英語が話せない、使いこなせない人がいるのはよく聞く話であるが、それはルールブックをいくら読もうが実際にサッカーや自動車運転がうまくならないのは当たり前じゃないかなと。

まとめ
英語学習でなくTOEICで点数を取るための学習をすべき
企業内でTOEICの点数が求められているのは、従業員が目標に向かって計画を立て達成するということが求められている、いわば要領の良さが試されている。
スコアアップのためには公式問題集が最適。これを音読やらシャドーイングやら。要は公式問題集に出てくる単語が一番練習になる。
ペンパルとのメール、英語日記よりもビジネスメールを書く練習をする
受験計画、学習計画を明確にする
※その他は他の資格試験の受験方法と同じ


この本を読み終わった時やはり再確認。
この本にある英語の勉強法は留学中には先生方に否定されたものだ。
やはりTOEICの得点を取るための学習と英語が話せるようになる学習は違っていると再確認。
英語→日本語、日本語→英語の流れを断ち切らなければいつまでも流暢な英語話者にはなれないのですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年10月25日
読了日 : 2015年10月25日
本棚登録日 : 2015年10月25日

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