公式史と異なるが続日本記に出てくる朝廷からの指示で編纂された書物から日本社会の実態を探る。常陸国風土記に出てくる「倭(ヤマト)武(タケル)天皇」は平安のうちに国を巡り歩いた!神功皇后も天皇として登場する。記紀との大きな違い。記紀と併せ、今まで知ることの少なかった8世紀初めの日本の姿を知る貴重な史料で、日本の古代の知らない姿が浮き彫りになる。常陸・出雲・播磨・豊後・肥前の5風土記の特徴も分りやすい。古事記と出雲風土記にあり、書紀にはあまり登場しない出雲神話の謎。カミムスミがちょっと間抜けな大男として出てくる播磨風土記。浦島伝説は500年頃から800年頃へ跳んだ浦島子!として書紀に登場するらしいが、風土記への記載がないのは残念!失われた他の風土記が惜しい!
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- 感想投稿日 : 2016年7月15日
- 読了日 : 2016年7月13日
- 本棚登録日 : 2016年7月11日
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