立花隆は哲学専攻だったはずですが、かなり理科系知識にも詳しいことに圧倒されます。ショージョーバエの性行動分析、ロボカップ(ロボットのサッカーW杯)への挑戦、人工頭脳開発、昆虫ロボットの開発(微小な世界では空を飛ぶ方が簡単?)、生物界における左右非対称の研究など、生物学などの最先端科学追究の現場の取材から生まれたレポートの数々です。理系の知識がないとややしんどいテーマですが、方程式の類は読み飛ばしても十分に理解できるようです。特にロボカップは決して遊びではなく、大げさでなく、アポロ計画以降の技術開発の目標として重要視されているとのこと。確かにロボットにサッカーで求められる瞬時の判断、チームワークを求めることは至難の業なのでしょう。3三谷幸喜朝日夕刊に連載しているユーモアに富んだ短編の数々です。2001年9月から02年12月までにかけてのもので、第2集になります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2013年8月24日
- 読了日 : 2003年7月8日
- 本棚登録日 : 2013年8月24日
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