MLB、バスケのMBA、アメフトのNFL、そしてアイスホッケーのNHLという米国4大リーグとの比較を中心として日本のプロ野球が如何に脆弱な組織であるかを思い知らされます。米国はメジャー30チームの他にマイナーがあることは知っていましたが、AAA、AA、A、独立など100チームがあり、合計130のプロ野球チームがあるというのは圧倒されました。NHLもそれに近い数です。そしてナベツネが社会主義は反対だと言ったというサラリー・ギャップ(年俸総額の規制)、放映権の一括管理、完全ドラフト制(ウィーバー制度)等も4大リーグでは導入され、TV放映権も集中管理されていると。やはり日本の巨人に頼ったプロ球界の異常さを感じました。福岡ダイエーの経営システム、集客成功の秘訣などについても新鮮に読むことが出来ました。この本が今年3月に出版されていたということは、6月以降の事態は予め予想された範囲だったのではないでしょうか?丁度、ダイエーの売却が新聞に出ました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
スポーツ(サッカー以外)
- 感想投稿日 : 2013年8月24日
- 読了日 : 2004年11月8日
- 本棚登録日 : 2013年8月24日
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