展開は一挙にキリスト教の正当性を問うという内容に進んでいき、興味は息もつかせないスピードで進んでいきます。確かに最後の晩餐のヨハネは女性に見えますし、マグダラのマリアについての憶測(伝説)があることは事実でしょうが、新約聖書の編纂過程の外典をめぐる論議、初代教会の迫害下での活動など、キリスト教の知識についての浅薄さが露呈している感じは否めませんでした。そうはいっても推理小説というよりも冒険小説といったスタイルでフランスからイギリスへの舞台の伸展など、ドラマティックな展開は映画の活劇向きですね。楽しい映画にはなりそうです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
冒険小説
- 感想投稿日 : 2013年8月21日
- 読了日 : 2005年1月27日
- 本棚登録日 : 2013年8月21日
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