ヴォーリズとの結婚、そして近江兄弟社。ヴォーリズが素晴らしく魅力的な男性に描かれていますが、恐らく日本社会にとっては男女同権の感覚が定着している米国の宣教師の考え方は実際にそのように捉えられたのでしょう。宣教師、建築家、音楽家、作詞者、そして軟膏(メンソレータム)の企業家として広範囲に活躍している姿がまざまざと眼に浮かびます。滋賀の地では受け入れられるのに苦労したのが、高松宮が、そして貞明皇太后の訪問により、地元に受け入れられていったという記載は皇室の良い面を教えられたように思います。友人絹代と最愛の祐之進との結婚、そして再開など、ドラマティックな展開は事実なのかどうか?
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
自伝・伝記
- 感想投稿日 : 2013年8月15日
- 読了日 : 2012年3月7日
- 本棚登録日 : 2013年8月15日
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