金色の野辺に唄う

  • 小学館 (2008年5月31日発売)
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本棚登録 : 410
感想 : 77
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死からはじまる物語。もう死んでしまったひとのたましいが、遺された家族や、縁のあったひとたちの、その後の人生に、ほんのわずかの方向転換をもたらす・・・。連作短編集。
あさのあつこさんは、ひとの心のなかを描く作家さんだと思っているが、ときに深入りしすぎ、、ストーリー展開のテンポを阻んでいると感じることもあった。これは、ひとりがひとつの短編なので、本領発揮。絶妙。
もちろん、心情だけに終わらず、ドラマもあり、流石と思わせる。
けっして優しいだけの話ではないけれど、すべての登場人物たちを祝福したくなる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: あさのあつこ
感想投稿日 : 2015年1月25日
読了日 : 2013年3月15日
本棚登録日 : 2015年1月25日

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