店長がいっぱい

著者 :
  • 光文社 (2014年11月14日発売)
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本棚登録 : 502
感想 : 95
4

冒頭───
穴山浩輔は寸胴鍋から豚のバラ肉とたまねぎを甘辛く煮込んだものを、お玉で掬い取った。汁もいっしょにだ。それらをあらかじめコンロに載せてある小さな鍋へ移す。右手でお玉を寸胴鍋に戻し、左手でコンロのスイッチを入れた。家庭用のとそう大きさは変わらないが、火力は強い。
1,2,3,4,5.口の中で数える。そのあいだに寸胴鍋とは反対側のスペースにある蓋とお椀を手に取った。お椀の中には殻を割ってだしておいた卵が入っている。すでに箸でかき回した状態だ。
──────

豚肉と卵を使った他人丼ならぬ友々丼をチェーン展開する、友々家の店長たちや社長、会長などのエピソードを綴った連作短編集。
全体的にほのぼのとした物語だが、最後の二編、社長が店員経験をする話と創業者である社長の母親の会長が回顧する話はには、ちょっとほろっとさせられる。

山本幸久氏独特の軽く読めて心がほっこりするような作品です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 山本 幸久
感想投稿日 : 2014年12月9日
読了日 : 2014年12月9日
本棚登録日 : 2014年12月2日

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コメント 2件

杜のうさこさんのコメント
2015/09/20

koshoujiさ~ん!おばんです~♪

今、まさに今さっき、せっせとコメントしていたところなのですよ!
たぶん、ほぼ同時刻(驚きました)

すぐ気づいていただけるのはこっちだと思い
こちらに書き直している次第です。

あ~そういえばそうですね。「朝が来る」コメント欄読まれた方は「???」でしょうね(笑)

でも、本を通じて出会えたお仲間の交流の場と、温かい目で見て頂きましょう(笑)


ラグビー部ーーー!荒ぶるーーー!
行きました!その時代は・・・?
ここに及んでまだ年齢を隠したい乙女心(#^^#)

三田にある大学出身の父に連れられて試合を観戦したのが最初です。(そうです。親子で永遠のライバルです・笑)
父にしてみれば、母校に入って欲しかったのでしょうね。
その後、見事に期待を裏切りましたが。あはは。
その試合当時は、お酒メーカーに就職されたH選手が大人気でした。
ああ、懐かしいです。

そして嵐くん、杜に上陸!
さっそくブログ拝見しました。
まるで”行幸”ですね~

実はこんなに大物になるとは信じられない頃からファンでした。
立派になって~。
もはや母の目線です(*^-^*)
駅のお宝ポスター、かわいい♪
見られて嬉しいです!
ありがとうございます!

休みなのに休めない、充実されたシルバーウィークをお過ごしのご様子。
寝る間もないほどのスケジュール(笑)
ワクワク度全開ですね♪

では先輩、私はお肌に悪いので寝かせて頂きます。(笑)

koshoujiさんのコメント
2015/09/20

なるほど、飲酒メーカーに就職したH君をご存知ですか。
あの頃はラグビー人気が頂点だった頃ですね。
彼はアイドルのように持て囃されていましたね。

ところで───。

ラグビー日本代表が南アフリカに勝ちました。

大学に入学し、国立競技場で初めて見てから、ラグビーを好きになり、
もちろん母校も応援しましたが、それ以上にラグビーという
スポーツの虜になりました。

1月2日は、20歳の時から、毎年国立競技場にいました。
暮れに仙台に帰省し、元日の夜に東京に帰るというスケジュールでした。
大学選手権の準決勝を見るために。
両親には「どうしてそんなに早く東京に戻るんだ」と言われ続けましたが。

ラグビーのHPを18年前、1997年に作り始めました。
日本中の人たちにラグビーの素晴らしさを伝えたいと思って。
仕事でもないのに、使命感に燃え、一生懸命頑張りました。

多くの人たちが見に来てくれました。
多くの人たちから励ましのメールをいただきました。
ラグビー協会の広報委員長とも友達になりました。
ラグビー日本代表の選手とも友達になりました。

そして、今日、夢が叶いました。
素晴らしい試合でした。感動的な結末でした。
試合後、涙が止まりませんでした。

その感動を、深夜リアルタイムでチャット感覚で
懸命に応援しながら、声を枯らしながら、書き続けたブログを
ご覧いただければ、ありがたく存じます。下記です。<(_ _)>
http://blogs.yahoo.co.jp/rugby_okame_hatimoku/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=3

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