祈りの幕が下りる時

著者 :
  • 講談社 (2013年9月13日発売)
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本棚登録 : 6401
感想 : 852
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タイトルがとてもいい。
そしてキャッチコピーの「悲劇なんかじゃない これがわたしの人生」もぴったり。

内容はタイトルから連想される通りにハートフルで加賀恭一郎の無骨さがまた感動を引き立てる。
「犯人にも深い事情を持たせる」ことが、僕が東野圭吾に期待する特徴の一つであるけれどそれも期待通り!

それから、このシリーズでは珍しく推理小説としてとてもオーソドックス。ネタに自信があったからだろうと邪推してしまう。

最後になるが、この本の構想が決まった時、これを加賀恭一郎に解かせるべきか湯川先生に解かせるべきかで迷いはしなかっただろうか(笑) 湯川先生に解かせた方がお金にはなりそうだけどこれまでの加賀シリーズの話もほんの少しだけど伏線になっているので加賀シリーズで良かったと個人的には思うけれど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年5月11日
読了日 : 2014年5月11日
本棚登録日 : 2014年5月11日

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