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レビュー by ことりさん
米澤穂信さんによる小市民シリーズ一作目。
表紙買いで手にした作品だったのですが、今では「冬期限定はいつ出るんだ……」と楽しみにしているシリーズの一つです。
ライトな「日常の謎」系ミステリー。
「ライト」を公言していらっしゃるとおり、若干ラノベっぽいです。
どこがと言われるとうまく説明は出来ないのですが。
ただ私は一人称形式の小説の方が好みですので、特に文句もありません。このくらいの文体は読みやすいし楽しいなと感じます。
「日常の謎」系の物語は、他の分野のミステリーに比べるといささか派手さに欠けますね。ただ、その辺りを小鳩くんと小佐内さんというキャラクターがうまく補ってくれる。
「小市民を目指す」
面白い心がけです。小佐内さんに比べ小鳩くんは道が険しそうですが……(肌に染みついてしまっていそうというか)
For your eyes only のラストが何故かすごく好きだ。
そんな小さな謎を解いていくうちに最後に行き着くのが、「小市民」からすると少しだけ大きな事件。
それまでの物語とうまく繋がっていて、良い締めだったと思います。
ところでこの小説はコミカライズもされているのですが、そちらがかなり原作に忠実でびっくりしてしまいました。
興味がある方は一度手にとってみられると良いかもしれません。上下巻の二冊でうまくまとめられていて、コミカライズの良い手本だなと感じました。
レビュー登録日 : 2011年12月06日
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