宵山万華鏡

著者 :
  • 集英社 (2009年7月3日発売)
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感想 : 845
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「寄り道をしてはいけませんよ」先生の言いつけを聞かず宵山にくりだした姉妹の不思議な体験、「宵山様にお灸をすえられる!」高校時代の友人の壮大な仕掛けで散々な目に合う男の話など、宵山に繰り広げられるそれぞれの物語。


露店がひしめく通りを沢山の人が行きかう。提灯、山鉾、金魚・・・赤い浴衣の女の子たち。
各話は同じ場所ながら、時にすれ違いながらも違う顔を見せる。一夜の話であるはずなのにこれを読んでいると、あたかも宵山が永遠に続いているような、まさに万華鏡を覗いている気分になってくる。
他作品の登場人物も出てきたりするのも楽しみの一つ。
『超金魚』見てみたいな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2015
感想投稿日 : 2015年2月28日
読了日 : 2015年2月28日
本棚登録日 : 2015年2月28日

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