「寄り道をしてはいけませんよ」先生の言いつけを聞かず宵山にくりだした姉妹の不思議な体験、「宵山様にお灸をすえられる!」高校時代の友人の壮大な仕掛けで散々な目に合う男の話など、宵山に繰り広げられるそれぞれの物語。
露店がひしめく通りを沢山の人が行きかう。提灯、山鉾、金魚・・・赤い浴衣の女の子たち。
各話は同じ場所ながら、時にすれ違いながらも違う顔を見せる。一夜の話であるはずなのにこれを読んでいると、あたかも宵山が永遠に続いているような、まさに万華鏡を覗いている気分になってくる。
他作品の登場人物も出てきたりするのも楽しみの一つ。
『超金魚』見てみたいな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2015
- 感想投稿日 : 2015年2月28日
- 読了日 : 2015年2月28日
- 本棚登録日 : 2015年2月28日
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