昔、カーク・ダグラス主演の「スパルタカス」という映画があった。主人公が強い信念のもとはりつけにされてのラストシーンに衝撃をうけ、未だに忘れられない。
こういうラストはやはりキリスト教的だとしみじみ感じるのだが、この作品もそうだ。
と同時に若者が煩悩故苦しむのもまたキリスト教的とも言える。私が年をとったせいなのか、この唐突にも思える衝撃的なラストより、若者の生々しい苦悩のほうが印象に残った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年4月30日
- 読了日 : 2017年1月30日
- 本棚登録日 : 2017年1月1日
みんなの感想をみる