吸血鬼と精神分析

著者 :
  • 光文社 (2011年10月18日発売)
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本棚登録 : 173
感想 : 29

タイトルからして奮っているので、シリーズ未読ですが手に取ってみました。
さあ果たしてどう絡めてくるのかとわくわくしながら読み進めてましたが、うーん…難解な言い回しはしているけど、理解は表面的で通俗的な思いこみの域は脱してないような印象。私は分析派ではないし、ラカンは好みではないのもあるかもしれないけれども。
小説ではなく教科書書き写したものを読んでいるみたいで、端的に言って面白くない。
例えば同じように分析を語っていた京極さんの狂骨なんかは、そのものの専門用語使ってなくても本質的にしっくりくる感覚があって、物語に上手く落とし込めてるなあと思うんですが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: か行の作家
感想投稿日 : 2012年7月4日
読了日 : 2012年5月17日
本棚登録日 : 2012年4月8日

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