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こうこさんの感想
顔とスタイルの良さだけが取り柄のふやけたバカ学生浜田宗久（２０）と身体の相性だけなら最高のクールな恋人常盤惣司（２２）のラブロマンス……の第三弾。
惣司とくっつくだけで心臓がドキドキするようになってきた宗久。
こんな状態でえっちなんかしたら、ドキドキしすぎてどーなっちゃうかもしれない。
セックスレスってこうやってなるものなんだ―――
とアホなことを考えて、惣司から距離を置く宗久。
そんな中、サークルの夏合宿が始まる。
今度の合宿では、後輩達がなにやら不穏な動きをしているようで……
相変わらず、ふやけたお話でうれしいです。
ほんっとーにお気楽な、まさしく「ボーイズラブ」って感じのストーリーとも言えないようなストーリー……だけど、なんか癖になるんだよなあ、えのもと節。
過激なシーンも言葉も、えのもとさんが書けばなぜか微笑ましかったり甘かったりするから不思議。
そしてこんな風に思わせてくれるのは、たぶん宗久のキャラクターに拠るところが大きいと思う。
アホなんだもん、この子。
もう、ほんとアホ。
アホだけどかわいくてまっすぐで、汚いところが何もない。
これだけならよくいるタイプの「受」なのだけど、宗久の場合ここに「節操なし」と「エロ」が加わるから強い。
完全に自分のルールで動いてる宗久と、戸惑いながらもとりあえず許容して受け止める惣司。
どっちがリードしてるのかわからないこの二人が微笑ましくて、なんだかんだこのシリーズ、結構好きです。
読書状況：未設定
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カテゴリ：
漫画（BL）
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- 感想投稿日 : 2006年7月7日
- 本棚登録日 : 2006年7月7日
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