李歐 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1999年2月8日発売)
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感想 : 585
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男という生き物はみな、こうなんですかね? 現実と自分の間にかかった白い膜をとおして、世界を見ている、霞を食って息をするような。一彰や李歐だけに留まらず、笹倉や田丸までもがそういう人間に見えてくる。女は何処まで行っても、夢と現実の擦り合わせに長けた生き物なんだなあとも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2012年3月3日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年2月8日

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