男という生き物はみな、こうなんですかね? 現実と自分の間にかかった白い膜をとおして、世界を見ている、霞を食って息をするような。一彰や李歐だけに留まらず、笹倉や田丸までもがそういう人間に見えてくる。女は何処まで行っても、夢と現実の擦り合わせに長けた生き物なんだなあとも。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年3月3日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年2月8日
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