JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド

  • オライリー・ジャパン (2007年4月21日発売)
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感想 : 12
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 成功するプログラミング言語の出現は、ほぼ10年周期で起こっている。
 1954年 Fortran。1961年 COBOL。1971年 C言語。1983年 C++。1996年 Java。そして1995年にRubyが発表された。
 現時点ではJavaの方が知名度が高く主流になっているが、Javaの問題点を数多く克服している点からRubyが主流になると著者(Bruce A.Tate)は確信している。
 確かにJavaの欠点とRubyの利点を考えるとうなずける。

○Javaの低生産性
 Javaは、C++よりも生産性が悪い。
 複雑なフレームがワークが沢山あり、それを使いこなすのに時間がかかる。
 プログラミング以外の環境に関して注意を払う必要がある。

○Rubyの表現力
 Rubyコードには表現力があり読みやすい。読みやすいと言うことは、開発中でも重要だが後工程でさらに重要になる。
 保守コストはソフトウエアのライフサイクルの大きな割合を占めている。


○RubyはJavaの1/4のコード行数
 ソースコードの行数を比較すると4倍の差がある。
 確かにRubyの方が英語的な表現もでき読みやすい。
 生産性の比較:
        Java       Ruby
  所要時間  4ヶ月       4日
  コード行数 3293       1164
  設定行数  1161        113

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事
感想投稿日 : 2007年5月24日
読了日 : 2007年5月24日
本棚登録日 : 2007年5月24日

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