カーリング魂。

著者 :
  • 小学館 (2007年3月23日発売)
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感想 : 6
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【葛飾図書館】著者がこの本を出した後に結婚し出産して復帰し、ソチ五輪参加の日本代表権を勝ち抜き、参加国最終予選で切符を勝ち取った直後に、ネットでこの本を見かけて思い出し、図書館に置いてあったので読んだ。
僕をカーリングの虜にしたトリノ五輪から1年経って出されたものだが、そんなときに読むより、今この時期に読んで正解だった。文中で
「私は本当の"ラストストーン"を投げていないのですから」
と言っているし、最後には
「いつか、もう一度五輪に挑戦する「その時」が来たら、またみなさん、応援して下さい」
としめくくっている。
「その時」が来たんですね。
カーリングは競技人口の少ないマイナースポーツでありながら、やはり五輪に出場するには、アスリートとして「普通でない」生活と精神力が必要なんだと再認識。
彼女と船山さんについてはメディアに載っていることはたいてい知っていたが、青森に出てきたときの不安と苦しみなど、より生活に近いところでの気持ちがよくわかった。
ソチ五輪でカーリングを観戦する予定の人には「3倍おもしろくなる」お勧めの書。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: スポーツ
感想投稿日 : 2013年12月28日
読了日 : 2013年12月28日
本棚登録日 : 2013年12月28日

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