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活字を制するものは現実逃避を制す
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『あの小石がもし道に落ちていなかったら、今の人生にはならなかったってことになりますね。』
そこはかとなく怖い仄仄系。どこかに落とし穴があるのではないかと勘繰りつつ読み進めるが、気づいたら終わってしまっているあたり、余計怖い。あっさりと教訓的な締めくくりにしているあたり、グリム童話を彷彿とさせる。
2012-02-12
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ユーモア
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読み終わった
(2012年02月12日)
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『人生には全ての力を注ぎ込んで乗り切らなければならない瞬間がある。』
超大作と呼ぶに相応しいボリュームとフレーム。目を見張るべきは、展開の奇抜さや表現の透度ではなく、骨組みの緻密さ。一つの作品として、真面目に完成度の高い一冊。まあ、個人的には、それよりも最後の着地点の描写が涙腺を刺激してやまなかった。
2012-02-11
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センチメンタル
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読み終わった
(2012年02月11日)
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『地面に置いた瓦を空手家が割ったとき、瓦を割ったのは空手家と地面である。』
森博嗣の解説付きつぶやき集。御自身が冒頭で一刀両断されているが、やはり解説が蛇足になっている。というより抜錨助長か。内容に関しては、森ファンなら一度はサーフィスを舐めたことがあるであろうお馴染みのトピックが大半。ただ、若干”社会向け”な輪郭が強調されていると感じた。仕事と等過速度運動の話が秀逸。
2012-02-11
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エッセイ
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読み終わった
(2012年02月02日)
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『ぼくは「ぼく」というぬいぐるみをかぶっている。』
星の王子さまのオマージュかと思ったら、そんなことなかった。見せ方は似ているけど、これはこれで起承転結がしっかりとしていて、感情表現の起伏も明瞭。なぜうさぎなのか?問いかけも実質一点のみでダイレクトに訴えかけている。宇宙一せつない物語、素敵ではないか。真打前のメジャメントとして、是非子供に読ませたい一冊。
2012-01-29
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ファンタジー
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読み終わった
(2012年01月29日)
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日本経済から世界経済までを、豊富な時事トピック・キーワードを軸に、多角的に網羅している。といっても、マテリアルが時期及び著者を異にする社説の集合だけに、編集で方向性を捻出するのにも限度がある。広く浅く、2011年のインデックスを引いて、個人的見解を整理するトリガとするための本、といった感じだろう。
2012-01-29
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教養
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読み終わった
(2012年01月29日)
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『音楽というのは、つまらない時間をまあまあ有意義にするための補助システムだけではない。』
森博嗣の音楽を題材としたエッセイ。音楽に対する姿勢、音楽の捉え方、描き方というのは、パーソナリティに依拠しない。だからこそ、興味深い。
2012-01-24
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エッセイ
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読み終わった
(2012年01月24日)
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『自分を変えることには、弱い人ほど頑なである。』
エッセイの短篇集。思想の断片をテーマ毎に思考として書き記している。命題はありふれたものであっても、脳という一文字を発端に位置づけることで、どうしてかくも議論性のある話題になるのか。
個人的に、音楽と理系の話、漫画と日本語の話が、興味深かった。
2012-01-22
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エッセイ
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読み終わった
(2012年01月15日)
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『成功者の大多数にとって、地面はコンクリートではなく、ゴムが敷かれています。』
知っておきたかった考え方というよりも、知っておきたかった事例の紹介。ファクタを与えるのみで、その派生は本人に委ねる。この姿勢にしてこの内容ありといった感じ。講義形式だからということもあるのだろうが、ですます調も主張に即していて心地よい。
2012-01-22
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教養
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読み終わった
(2012年01月10日)
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『ほんとにこわかったわ。わたしもう二度ととけいをみたくない。』
彗星の到来という大きな”懸念”に対する数々の”困惑”を執拗なまでに積み重ねている。不安こそが文明の見方の一つである。ムーミンシリーズの中でもかなり直球な作品。
2011-12-15
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ファンタジー
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読み終わった
(2011年12月11日)
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『生きることに意味を与えてくれるものは、死にも意味を与えてくれる。』
星の王子さまのサン=テグジュペリの至言集。これ以上のBIBLEはない。墓場まで持って行きたい一冊。
2011-09-27
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ファンタジー
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読み終わった
(2011年09月27日)
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『言葉には、実体がない。』
「美しい日本語」をテーマにした井上ひさし氏の母校講演集。やはりこの人はすごい。ただただ徒に近年の言語環境の劣化を嘆く老害とはわけが違う。知識に裏付けされた感性とは、どうしてかくも美しいのだろう。
2011-09-14
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教養
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読み終わった
(2011年09月14日)
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『幼い自分の姿をも思い浮かべることはできない。鏡から離れたときに自分の顔を思い出せないのとおんなじに。』
育児とは何か、親とは何か、思いやりとは何か、愛情とは何か。ノンストップサスペンスの殻を被ったストッパブルサイコロジー。厭世的な部分が非常に魅力的だと感じた。そして相も変わらずタイトルが秀逸。女流作家の感性でここまで素敵なのは中々無い気がする。
2011-09-08
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サスペンス
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読み終わった
(2011年09月08日)
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『こんなに厭なのに、こんなに息苦しいのに、顔色ひとつ変えてくれない人たちばかりが暮らしている世界。』
2011年度直木賞受賞作。やはり、この人の作品はあまり肌に合わないと感じた。作品として客観的に評価されることは納得できるのだが、霧消からの着地点の選び方がどうも好きになれない。あばば。
2011-08-31
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ミステリー
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読み終わった
(2011年08月31日)
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『私にとって中絶は、時間を超越した自死だったのかもしれない。』
テーマは人工中絶。「人工中絶の是非」ではなく、あくまで「人工中絶」。そもそも1か0で判断できるテーマでないことは自明の事実であり、それを逆手に取ってこそのストーリー展開。考えさせられるっていうよりは、考えるきっかけを与えてくれる、そんな構成。個人的には、嫌われ松子の一生よりだいぶ好き。
2011-08-29
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サスペンス
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読み終わった
(2011年08月29日)
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