平家伝説 (角川文庫 緑 375-2)

著者 :
  • KADOKAWA (1974年9月1日発売)
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本棚登録 : 31
感想 : 1
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うーん、どうなんだろう。こんなに論評の難しい本は久々に読んだ。

このタイトルなんだから源平だとか、そこからの猟奇譚みたいなのを期待して読むのだが、ずっと昭和中盤の、なんともじめっとした恋愛を読まされる。
そうなのだけど、その重苦しい恋愛話が、だんだん面白くなってきて、でも爽快という意味の重さかというとそうでもなくて、佐木隆三かなんかを読んでいるときと同じような感じがする。

これはこれでありかと思って読んでいると、なんか取ってつけたようなSFになるのだけど、これはどうなのだろうか。
いやでも、いかにもSFだから良いとか悪いとかいうものでもないし(SFの定義論なんて御免こうむる)、なんかよく分からないし、よくわからないものを読んだ感じ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年11月14日
読了日 : 2016年10月25日
本棚登録日 : 2016年11月14日

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