タイトルの「春の雪」の描写がどれだけ素晴らしいことか! 不可能性が高まるほど燃えていく恋。清顕をひどい男だと思いつつ、どこかでは理解もしてしまう。短いレビューでは語りつくせない魅力があるが、物語が続くこともあり三島らしい終盤の高揚感が少し薄かった気もした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
純文学
- 感想投稿日 : 2005年4月18日
- 読了日 : 2005年4月18日
- 本棚登録日 : 2005年4月18日
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