枝葉の多い文章でくどく、私には少し読み辛かった。でも独特の勢いというか熱を持った小説で、「読み辛いなー」と思いながらも読むことをやめられなかった。話に捕らわれた感じだった。
話は、島原の乱を題材にしている。昔歴史の教科書でそういう出来事があったことと天草四郎の名前は覚えていたけれど、詳細については全く知らなかったので、とても興味深かった。あの時代の九州について書かれた本を読んだのは初めてだった。
人の世のやるせなさ、その中で強く誇り高く生きる人達の生の眩しさ。人の宿命、使命…そういうことを考えながら読んだ。
私も、逆境にあっても顔を上げて生きていたいと思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代もの
- 感想投稿日 : 2013年2月22日
- 読了日 : 2013年2月22日
- 本棚登録日 : 2013年2月13日
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